リスク分析とCSMS

リスク分析に関してよく聞かれるのは、このリスク分析はCSMS(IEC 62443 制御システムのリスクマネジメントシステム)とどう違うの?ということです。
また。セキュリティに関する約束ごとが一つ増えた、というような感触を覚えるのは不自然ではありません。
ひとことで言うとリスク分析はCSMSの要求事項の一つで、その具体的なやり方をまとめたものが、IPAの、制御システムのセキュリティリスク分析ガイドなのです。
CSMSでもISMS(ISO/IEC27001 情報システムのセキュリティリスク管理システム)でも、リスク分析が必要と記述されています。特にCSMSでは詳細リスク分析を行うのが必要な要件となっています。ところがその詳細リスク分析の手法はどのように、というと色々なものが名前は聞くけれど実態は・・・?という状態なのかと思います。
IPAのでは、資産ベースのリスク分析と事業被害ベースのリスク分析の2つの詳細リスク分析を説明しています。色々な詳細リスク分析の手法はありますが、これほど細かく手法について説明した資料は無いのではないかと思います。厚いですがぜひご覧いただき、役立たせてください。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  • Microsoft365でのDMARC設定について

    DMARCとは、メールの認証技術の一つです。フィッシング詐欺の防止に特に適した技術で、認証に失敗したメールを自…


  • サイバー保険の賢い使い方

    サイバー保険(サイバーリスク保険)について、東京海上日動の代理店の方に話を聞いたのでそれを動画にしています。サ…


  • 工場セキュリティポリシーの策定

    情報セキュリティポリシーと同様、工場のセキュリティポリシーについての関心が高まってきているようです。 そこで弊…


INJANET株式会社をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む