アップデートの意外な盲点

最近盛んにWindows 7のサポートがもうすぐ切れますというアナウンスを目にします。サポートが切れると、その後に発見された問題、特に脆弱性に関する問題に対してもサポートがされなくなります。そのため、サポート終了後には、一気にセキュリティに対する脅威レベルが上がります。

Windows 7のサポート終了は2020年1月14日ともう数か月です。そのためアナウンスも良く聞くようになりました。しかしながら、実はWindows 10でも2020年にサポートが切れるものがあります。それはWindows 10の古いバージョンのものです。Windows 10は2015年にリリースが開始されましたが、その後すこしづつバージョンが上がってきています。

弊社のパソコンでもしばらく使っていなかったパソコンを立ち上げると、Windows updateに以下のようなメッセージが表示されました。

はじめWindows 10なのになんで?という気持ちでしたが、実はここに表記のある、Version 1803というのがWindows 10の古いバージョンに当たるのです。

マイクロソフトの説明のある[Windows ライフサイクルのファクトシート]のページを見るととても早いサイクルでバージョンアップが必要となるようです。

マイクロソフト Windowsライフサイクルのファクトシートのページより

Windows 10だからバージョンアップは不要と思って安心していると意外な落とし穴があります。要注意です。



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